親の家を相続したものの、自分はすでに別の場所に住んでいて使い道に困っている…というケースは珍しくありません。特に東大阪市では、高齢の親が住んでいた家を相続するものの、そのまま空き家になってしまう例が増えています。
そんな時、「売るべきか」「貸すべきか」で迷う方も多いのではないでしょうか？
今回は、それぞれの選択肢のメリット・デメリットを踏まえながら、東大阪市で空き家をどうするのがベストなのかを考えてみましょう。
■ 空き家を放置するリスク
「とりあえずそのままにしておこう」と思って放置すると、思わぬリスクが発生します。
1. 固定資産税の負担
住宅用地の特例が適用されているうちは固定資産税が軽減されますが、適用外になると税負担が大きくなります。
2. 老朽化による価値の低下
使わない家は傷みが早く進みます。シロアリ被害や雨漏りが起こると、売るにしても貸すにしても大幅な修繕が必要になるかもしれません。
3. 近隣トラブルや治安の悪化
誰も住んでいない家は、不法投棄や不審者の侵入といったリスクを抱えがちです。放置が続けば周囲の住環境にも悪影響を与えてしまいます。
こうしたリスクを回避するためにも、早めに「売却」か「賃貸」の判断をすることが大切です。
■ 売却するメリット・デメリット
売却する最大のメリットは、一度売ってしまえば維持管理の手間がなくなり、まとまった資金を得られる点です。
【メリット】
- 固定資産税や維持管理の負担から解放される
- 一括でまとまった資金が手に入る
- 住宅の老朽化が進む前に売却できる
【デメリット】
- 売却後はその家を使えなくなる
- すぐに売れるとは限らない（市場や物件の状態による）
- 相続登記や売却手続きに時間がかかる
特に、東大阪市では築年数が古い物件が多いため、売り時を逃すと価格が下がってしまう可能性があります。「少しでも高く売りたい」という場合は、早めに市場に出すことを検討しましょう。
■ 賃貸にするメリット・デメリット
一方、賃貸にすれば定期的な家賃収入が得られます。住宅ローンを組んでいない物件であれば、収益物件として活用するのも一つの手です。
【メリット】
- 毎月の家賃収入が得られる
- 空き家問題を解決しつつ資産を活用できる
- 売却するよりも長期的に利益を得られる可能性がある
【デメリット】
- 賃貸管理や修繕費用がかかる
- 借り手が見つからないリスクがある
- 退去後の再募集や修繕が必要になる
東大阪市の賃貸市場を見ると、駅近のファミリー向け住宅は比較的需要がありますが、築年数の古い物件や工場跡地に近い住宅は、借り手を見つけるのが難しくなることも。そのため、「貸せる家なのか？」という視点で市場調査を行うことが大切です。
■ どちらを選ぶべき？判断基準とは
「売るか貸すか」の判断は、以下の点を基準に考えてみましょう。
1. すぐにまとまったお金が必要か？ → 必要なら「売却」
2. 長期的に不労所得を得たいか？ → 可能なら「賃貸」
3. 管理の手間をかけたくないか？ → 手間を減らすなら「売却」
4. 物件の状態はどうか？ → 古すぎるなら「売却」
もし迷う場合は、不動産会社に相談し、売却査定と賃貸収益のシミュレーションを比較してみるのも良いでしょう。
■ まとめ
東大阪市では、空き家のまま放置すると税金や管理の負担が増えてしまう可能性があります。「売る」「貸す」のどちらが適しているかは、家の状態や自身のライフプランによって変わるため、早めに判断することが大切です。
「売るか貸すか、どっちがいい？」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。専門家が最適な選択肢をご提案します。
